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日本初の三大成人病保険「生きるための保険更トワ』」が開発されたのは、T国社長の下で、K岡が商品開発課長代理という開発責任者だったときのことだ。
王トワ」はNHKのテレビニュースでも取り上げられた。 NHKが保険新商品をニュースで紹介したのはめずらしいという。
「えトワ」は翌17年1月に『N本経済新聞』で発表された金融部門の「年間最優秀製品賞」を受賞している。 T園はK岡のことをこう話す。
「私が先輩であり続けたのは事実ですが、師弟関係ではありません。 でも面接したときのことはよく覚えています。

課長昇進のときも部長昇進のときもよく覚えています。 部長昇進のときは『私を部長にしないで下さい。
静かにしておいてほしいのです。 あなたとは人生観が違う』とはっきりいわれてしまいました」。
またAIG本社のニューヨークに赴任させるとき、アメリカにはいきたくない。 ほっておいてくれ」と渋るから、奥様、お子さんと一緒に家族連れでみてくるだけと送り出したら、ようやく「いく」となった。
逆にアメリカから戻すときには、奥様もニューヨークが気に入り、『アメリカに住みたい』とまで、おっしゃったとか」と、当時をいかにも楽しそうに振り返る。 T園発言についてK岡は、「たしかに、静かにしておいてほしいとはいいました。
商品開発の仕事は面白いし好きでした。 将来は商品開発部門で部長、AVP(アシスタント・バイス・プレジデント、役員に準じる役職)になれればと思って、これからもこの分野で頑張っていこうと思っていました。会社なので異動の内示があった場合、否応なく動かされるものですが、このときだけは事前に「プロフィットセンターのライフプロダクト部長になれ』と聞かされたのです。
そのような『切った、張った』という仕事は嫌いでした。 商品のデザインや約款をつくる仕事はロジックで仕事ができますし、没頭できるから好きだったのですが、プロフィットセンターはまったく畑違いの仕事だと思ったのです」。
プロフィットセンターはAIG経営の強さを支える要の組織であり、将来の収益をにらみ、利益とリスクをコントロールするための権限と責任をもつ部門。 ライフプロダクト部長は、同センターで伝統的な死亡保障分野の生命保険を担当する部長だ。

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